思い出を大切に。写真フィルム保管の基本の知識

デジカメを使うのが当たり前になって久しいですが、そうなると気になるのが、フィルムの扱い。すぐ使うと思って買っておいたはいいものの、封を開けていないフィルムはありませんでしょうか。また撮影済みのフィルムについても、気づいたら現像していない、現像後は何も気にかけていないということがあるでしょう。フィルムの状態別で保管方法をマスターして、思い出を正しく管理しましょう。

未使用フィルムはケースのまま野菜室に保管

化学変化の起こりやすいフィルムに最適な環境は、冷暗所で湿気の少ないところ。四季のある日本の住宅において、通年でそんな環境を実現できるところといったら冷蔵庫しかありません。冷えすぎない野菜室に保存しますが、そのときにポイントとなるのは、フィルムケースから出さないこと。

フィルムは表面の温度差により結露が発生します。これが品質に悪影響を及ぼすので、ケースから出さずに保存しましょう。この結露を防止するために、当然使用するときにもひと手間あります。使用する日の前日には冷蔵庫から出し、ケースのまま常温に慣れるまで放置しておきましょう。

冷蔵庫は家族の共有物。「お父さん、こんなもの入れておかないでよ」といつの間にか取り出されてしまわないよう、きちんと家族に説明しておくのも大事です。

撮影後のフィルムはすぐ現像に

フィルムは、露光後どんどん化学変化が進行します。撮影後、放置してしまっていたフィルムがあるなら、これ以上画質が劣化しないうちに現像に出してしまいましょう。すぐに現像に出すことが不可能であれば、乾燥剤を入れた密閉容器に入れ、なるべく日の当たらない場所に避難させます。

このとき、再び冷蔵庫に入れないようにしましょう。一度外気に触れたフィルムですから、急激に冷やされると結露してしまいます。

このように、未使用と使用済とでは保管方法が違いますので、気をつけましょう。

現像後は湿気を避けて冷暗所へ。デジタル化する手もあり

現像後、車のダッシュボードに入れたままという人もいるかもしれませんが、車はかなり高温になりやすい場所。フィルムの劣化が進んでしまいます。密閉できるプラスチックなどの容器に乾燥剤と一緒に入れ、暗所保管をしましょう。

このときに気をつけたいのが記録です。いつどこで撮った写真のネガか、パッと見では見分けがつきません。必ずどこかに記録をつけて保存しましょう。どんな写真か判別しようとしてネガフィルムに指紋をつけてしまっては、元も子もありません。カメラ店などでは、管理用のファイルが売られていますので利用しましょう。

また、フィルムをデジタル化してしまうのもいい手です。1コマずつスキャンしてDVD保存してくれるようなサービスが多数あります。こうしてデジタル化してしまえば、劣化の心配は必要ありませんし、フィルムも捨てずに保管しておけば、どちらか一方を紛失してしまった場合のバックアップとしても利用できることでしょう。

見た目ではなかなかわかることのない、フィルムの劣化。だからこそ、適切な管理を施したいものですね。

編集部厳選カメラ高額買取四天王

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